column 調味料の味噌に使われるプラ容器の多彩さ 2022年7月4日 今では、日本ばかりか海外でも使われるようになった味噌や醤油といった調味料の包装は、プラスチック容器を使って腐敗や変質を防止するほか、嗜好性という風味や香りも大切にしなくてはいけません。味噌は、空気による影響で産膜酵素と呼ばれる白いカビ状の膜を作ることが知られており、乾燥剤が使われるのが一般的ですが、さらに発酵が進行すると汁漏れが生じるため、対策が講じられています。具体的には、蓋にはガスバリアー性、防湿・保香の役割をさせるPP(ポリプロピレン)やアルミ箔積層フィルムが使われ本体にトップシールされています。一方、本体は剛性と耐衝撃性を担うPE(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレンテレフタレート)、ガスバリアー性はEVOH(エチレン・ビニルアルコール共重体)、接着層にEVA(エチレン・酢酸ビニル共重体)という複合です。 以前 昔から食卓に欠かせない豆腐プラ容器の極意 最近 失われていく醤油の香りや風味を残す難しさ