コラム

プラスチックにおけるSP値

SP値は、溶解性パラメーター、ソルビリティパラメーターともいいます。本来は、液体同士がお互いに溶解するか否かを見るための大まかな指標です。そこから類推して、液体ー固体、固体同士といった親和性のめどにも使われているそうです。なので、濡れ性、吸着性、接着性といったもので、この数値が近い物質同志は、似ている物は仲が良いという可能性が高いとなるそうで、一次スクリーニングの指標となってきます。この数値というのは、液体のモル蒸発エネルギーをモル体積で割った値の平方根となるそうです。凝集エネルギー密度というのは、判りやすく書くと、単位体積当たりの蒸発エネルギーとなります。単位体積あたりの極性の大きさを示す数値です。兵香港なのは物理的意味があるわけではなく、SP値を用いた種々の計算がしやすいからだそうです。