コラム

フィルムのたるみ

たるみというのは、フィルム加工をする場合に、もっともトラブルが発生する要因だといわれています。原反メーカーは、製造するときには、とても注意するそうです。たるみや、べこといった局所的なたるみがあるとコーティング、ラミネート、印刷などの加工が難しくなってきます。たれるということは、その部分が流れ方向に測って長いことを意味します。したがって、加工機の中で、「たるみ」を除くためには、短い部分を伸ばすということです。ようするに張力を加えて短い部分を局所的に伸ばして長い部分と同一の長さにして、平面にすることになるそうです。張力を課題に加えると、ロール/フィルム間のスリップ性の悪化やフィルムの変形などのために、縦しわが発生します。これがトラブルの原因となるそうです。たるみが発生する原因はいろいろあります。