コラム

包装と包装資材の範囲を考える

包装にはさまざまな原材料が用いられています。包装資材の形態もいろいろで、成型した容器もありますし、紙、フィルム、網やバンドや表示するためのラベル、乾燥剤と包装資材です。包装される品物の方も、今では随分変わっています。商品、材料などもそうですし、品質保持とか特性も随分変わりました。食品は包装の用途のうち約7割をしめますが、農産物、畜産物、水産物などがあります。それから生鮮食品から、一次加工品、高次加工品までさまざまです。加工品も固形だったり、粉だったり、粒、液体、粘性、固液体といったものもあります。そういったものの品質の特性に応じてというのはもちろんですが、それらを使用されるまで品質保持というものが包装資材に求められています。包装で保護するというわけです。それと同時に消費者が使用するときの簡便性、快適性というのも重要です。そしてその包装資材に物品を包装するときの要求性能や包装資材を捨てたり再利用する際の適性まで問われることになります。容器包装に求められることは非常に多く、すぐれた機能性包材の開発も盛んに行われています。包装というのは、末端の消費者までが便利に使うことができ、大いに役立つことを期待されています。w足したちの生活を豊かにしていくれているとも言えます。モノを包装するという行為にいろんな機能がプラスされ、それぞれの機能がわたしたちの生活を豊かにしているのです。そういった機能を大きく分けると、品質を守る保護性、便利性、環境などへの快適性の3つになります。一般的には、物品の取扱いや利用を簡単、便利にすること、食品では流通、消費過程における内容物の保護性がもっとも重要だといえるでしょう。