コラム

インパルスシールについて

インパルスシールというのは、フィルムのシール部を重ね合和得て、ニクロム線またはリボンで押さえながら、このニクロム線にパルス電流を流して瞬時に発熱させます。この熱で、フィルムを溶融して、シールをする方法です。ニクロム線のプラスチックへの融着を防ぐために表面をテフロンテープ、またはガラス織布にテフロンを含侵したテフロンクロスでカバーします。このシール法の場合は、ニクロム線またはリボンに接する加熱部分以外は、フィルムの受け台で保持し、冷却されます。そのため、フィルムの収縮が起こりにくいのです。そのため高温のシールが可能です。夾雑物シール性にも優れています。美麗で強固なシールが可能です。ただし、冷却時間が必要であるシールサイクルが若干長くなるのが欠点です。温度が十分に上がらないときは4~5回空打ちをします。