コラム

大型輸送物の包装

大量の、または大型の内容物を輸送するにはコンテナや木箱、木枠などが利用されています。木枠や木箱は内容物に合わせて組み立てられるので形を変えることができ、適切なサイズで使用することができます。ただし、近年問題になったセアカコケグモやヒアリなどの例にもあるように、生木を使用している場合は、動物・植物などが寄生・付着していることがあり、国境を越える国際輸送では国際植物防疫条約にも基準が定められているように検疫の対象になっています。また、コンテナは鉄道輸送用、海上コンテナ、航空コンテナ(ULD−Unit Load Device)に大きく分類されています。海上コンテナは日本工業規格(JIS)により「国際貨物コンテナー外のり寸法及び最大総質量」など保冷・冷凍といった種別ごとに異なる仕様が決められています。一方、航空コンテナはパレットと呼ばれる部品が含まれ、その大きさは積み込む航空機のサイズによって決められています。